中森製茶さんの「楽」は100g1500円であり、70g1000円の「極上煎茶」と同一かと思いきや、「楽」のほうがわずかに上のランクになるそうで、「極上煎茶」に「縁」が混ざっているとのことである。
生産者直営のお店は、その生産者がちゃんとしているならば、やはりかなりのコストパフォーマンスだと思う。
お店のおねえさんによると、「極上煎茶」「楽」「縁」いずれもかぶせ茶だが、「極上煎茶」よりも「縁」のほうが摘む時期が早いとのこと。
ということは、「縁」よりも「極上煎茶」や「楽」のほうがかぶせ香は強いということなのだろうか??
「楽」はすこしエッジがあるような味で、「縁」よりは香りが強い。
もうすぐ次の新茶が出るという時候がらか、真空パックでなく、パック詰め後は常温保存のせいか、老ねかけそうな雰囲気で、早く飲む必要がありそうだ。
この時期は、保存がしっかりとしていて、回転が早いお店を選ぶことが肝要だ。
2012年4月1日日曜日
2012年2月24日金曜日
お茶の品評会について調べてみました
日本茶の品評会としては、
全国茶品評会について
中でも、全国茶品評会は、2011年で65回を数える日本最大のお茶の品評会で、毎年全国のどこかで持ち回りで開催されている。
8月末ごろに「審査会」が行われ、9月末~10月頭ごろにそのお茶の「入札販売会」が行われているようである。
審査結果を見ると、開催地の出品や入賞が多く、正直、「国体」のようなところも感じる。
地元だから出品しやすかったり、奨励されたりというのもありそうだが、穿って見るなら、開催地の出品者(あるいは開催地の審査委員長)でなくて上位入賞しているのは真の実力者ともいえるのかもしれない。
「一等」は複数者
全国茶品評会の入賞を見ると、「順位」と「等級」があり、たとえば、「一等」「二等」「三等」は各一つではなく、各複数ある場合が多い。
こちらhttp://www.pref.saitama.lg.jp/page/housyoukitei.htmlによると、
それとは別に「順位」も公表される。
もしあくまで厳密にNo.1をさがすなら、「一等」ではなく「一等一席」ということになる。
「モンドセレクション金賞」など、「金賞」や「一等賞」がたくさんあることは時おり話題になっており、「金メダルや一位が一つである」と思っている人たちからすると違和感があるようだが、古くからあるヨーロッパの賞には複数の最高賞というのは少なくない。
日本茶の品評会も、時代背景を考えるとその流れを汲んでいるのではないかと想像する。
農林水産大臣賞がブランド
上位入賞者には
ただ、こちらhttp://www.fukuoka-yamecha.jp/whats/winning.htmlを見ると、「全国茶品評会」のみならず、「九州茶品評会」「福岡県茶共進会」でもトップになると「農林水産大臣賞」が与えられているので、「農林水産大臣賞受賞茶園」と言っても、どれで貰ったのか分からない。
「県一位」と「全国一位」は違うようにも思う。
もちろん、たとえば「東京都優良茶品評会」のような大消費地で開催される品評会の場合、東京産だけではなく、全国各地からの出品があり、単純に「都道府県一位でしかない」ということはできない。
が、「全国茶品評会」は規模の点でも歴史の長さからも飛びぬけていて、同じ賞で良いのかというのには、少々疑問もある。
地方品評会の可能性
「全国茶品評会」はたしかに最大規模なのだが、その一方で、より個性を求めるならば、違う楽しみ方もある。
たとえば、「関西茶品評会」や「宇治茶品評会」は、「全国茶品評会」よりも、近畿の人に好まれる傾向のお茶が多く集まる。
東京などの大消費地や、静岡や鹿児島のような大産地の品評会では難しいかもしれないが、地方の品評会にはそのような楽しみ方もある。
関西や宇治の品評会以外も、各地の個性が出ると更に面白いと思うが、そのためには個性を楽しんでくれる消費市場が一定規模見込めることが条件となりそうだ。
品評会の採点方法と市場評価
もともと品評会は、日本で「お茶」といえば、地域差が大きすぎる、今日で言う「番茶」が当然だった近代初期に、当時の主力輸出商品であった「煎茶」の技術・規格を全国的に標準化するという意図も大きかったらしい(『お茶は世界をかけめぐる』高宇政光著、筑摩書房刊、2006年)。
その名残あってか、直接「味」(香気+滋味)と関係が無い、「水色」(すいしょく)から「外観」(茶葉の色・形状)に至るまで審査基準となっていて、かなりの点数配分を与えられている。
たとえば煎茶の点数配分は
(年度によって若干配点の変更があるが、およそ例年このような配点。)
日本一をめぐって1点を争う大会で 配点の25%が味以外というのは、意外なほど多いように思う。
ここらへんが、評論家が基本的に味だけで点を付けるワインなどと違う点で、今後改善が必要な点なのかもしれない。
品評会の点数と入札者の市場評価がずれていることも多々あるとのことである。
点数配分や審査方法はこちらを参照。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/sinsayouryou.html
情報が得にくい
それでも、点数で全国的にお茶を評するというのは、興味深い一大イヴェントである。
にしては2012年現在のところ品評会結果の情報をネットでまとめて見ることができない。
どうも開催地の担当なのか、開催県が思い思いの様式でウェブ上に掲載しているが、例えば過去5年のデータをまとめて見たいときなどに苦労する状態になっている。
また農協単位で動いている生産者が多いせいか、生産者本人のお茶が思いのほか買いにくく、産地や農協単位に溶けて消えてゆく例が多いのも惜しい。
たとえば、上位入賞者の名前や組合名で検索しても、お茶が買えるところまでなかなか辿り着けない。
また、「お茶離れ」などと言われるわりに、宣伝活動が業界内に留まっていてる感がある。
たとえば、将棋のタイトル戦を「ニコニコ動画」で中継しているのを見たら、プロが実況解説して視聴者がリアルタイムでコメントをつけてゆく様子が大変面白かったのだが、日本茶の世界でも、工夫次第ではコストをそんなにかけずに世にアピールしてゆくことが可能だろう。
10年前にはお茶屋さんのウェブ・サイトなど数えるほどしかなかったのを考えると、10年後には品評会がもっと国民の多くが注目する大会に育つ可能性だってある。
もちろん、99%以上のフランス人がボルドーの一級シャトーのワインを毎日飲んでいるわけではないしその必要もないのと同じように、日本人も、普通の人が品評会上位入賞の日本茶を毎日飲んでいるわけでもない。
しかし、たまにでも「高くて美味しいお茶」を飲むことは、感性を深める、とても素晴らしい経験になるだろう。
日本一のお茶を決める一大イヴェント、今後も注目・応援してゆきたい。
- 全国茶品評会
- 関西茶品評会
- 九州茶品評会
- 東京都優良茶品評会
- 静岡県茶品評会
- 京都府茶品評会
- 福岡県茶共進会
全国茶品評会について
中でも、全国茶品評会は、2011年で65回を数える日本最大のお茶の品評会で、毎年全国のどこかで持ち回りで開催されている。
8月末ごろに「審査会」が行われ、9月末~10月頭ごろにそのお茶の「入札販売会」が行われているようである。
審査結果を見ると、開催地の出品や入賞が多く、正直、「国体」のようなところも感じる。
地元だから出品しやすかったり、奨励されたりというのもありそうだが、穿って見るなら、開催地の出品者(あるいは開催地の審査委員長)でなくて上位入賞しているのは真の実力者ともいえるのかもしれない。
「一等」は複数者
全国茶品評会の入賞を見ると、「順位」と「等級」があり、たとえば、「一等」「二等」「三等」は各一つではなく、各複数ある場合が多い。
こちらhttp://www.pref.saitama.lg.jp/page/housyoukitei.htmlによると、
- 一等賞 出品点数の 5%以内
- 二等賞 出品点数の10%以内
- 三等賞 出品点数の15%以内
それとは別に「順位」も公表される。
もしあくまで厳密にNo.1をさがすなら、「一等」ではなく「一等一席」ということになる。
「モンドセレクション金賞」など、「金賞」や「一等賞」がたくさんあることは時おり話題になっており、「金メダルや一位が一つである」と思っている人たちからすると違和感があるようだが、古くからあるヨーロッパの賞には複数の最高賞というのは少なくない。
日本茶の品評会も、時代背景を考えるとその流れを汲んでいるのではないかと想像する。
農林水産大臣賞がブランド
上位入賞者には
- 農林水産大臣賞
- 農林水産省生産局長賞
- 社団法人日本茶業中央会会長賞
- 全国茶生産団体連合会会長賞
- 全国茶商工業協同組合連合会理事長賞
ただ、こちらhttp://www.fukuoka-yamecha.jp/whats/winning.htmlを見ると、「全国茶品評会」のみならず、「九州茶品評会」「福岡県茶共進会」でもトップになると「農林水産大臣賞」が与えられているので、「農林水産大臣賞受賞茶園」と言っても、どれで貰ったのか分からない。
「県一位」と「全国一位」は違うようにも思う。
もちろん、たとえば「東京都優良茶品評会」のような大消費地で開催される品評会の場合、東京産だけではなく、全国各地からの出品があり、単純に「都道府県一位でしかない」ということはできない。
が、「全国茶品評会」は規模の点でも歴史の長さからも飛びぬけていて、同じ賞で良いのかというのには、少々疑問もある。
地方品評会の可能性
「全国茶品評会」はたしかに最大規模なのだが、その一方で、より個性を求めるならば、違う楽しみ方もある。
たとえば、「関西茶品評会」や「宇治茶品評会」は、「全国茶品評会」よりも、近畿の人に好まれる傾向のお茶が多く集まる。
東京などの大消費地や、静岡や鹿児島のような大産地の品評会では難しいかもしれないが、地方の品評会にはそのような楽しみ方もある。
関西や宇治の品評会以外も、各地の個性が出ると更に面白いと思うが、そのためには個性を楽しんでくれる消費市場が一定規模見込めることが条件となりそうだ。
品評会の採点方法と市場評価
もともと品評会は、日本で「お茶」といえば、地域差が大きすぎる、今日で言う「番茶」が当然だった近代初期に、当時の主力輸出商品であった「煎茶」の技術・規格を全国的に標準化するという意図も大きかったらしい(『お茶は世界をかけめぐる』高宇政光著、筑摩書房刊、2006年)。
その名残あってか、直接「味」(香気+滋味)と関係が無い、「水色」(すいしょく)から「外観」(茶葉の色・形状)に至るまで審査基準となっていて、かなりの点数配分を与えられている。
たとえば煎茶の点数配分は
香気 75点
水色 30点
滋味 75点
外観 20点
合計200点であり、「水色」と「外観」が50点、つまり全体の25%を占めている。
(年度によって若干配点の変更があるが、およそ例年このような配点。)
日本一をめぐって1点を争う大会で 配点の25%が味以外というのは、意外なほど多いように思う。
ここらへんが、評論家が基本的に味だけで点を付けるワインなどと違う点で、今後改善が必要な点なのかもしれない。
品評会の点数と入札者の市場評価がずれていることも多々あるとのことである。
点数配分や審査方法はこちらを参照。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/sinsayouryou.html
情報が得にくい
それでも、点数で全国的にお茶を評するというのは、興味深い一大イヴェントである。
にしては2012年現在のところ品評会結果の情報をネットでまとめて見ることができない。
どうも開催地の担当なのか、開催県が思い思いの様式でウェブ上に掲載しているが、例えば過去5年のデータをまとめて見たいときなどに苦労する状態になっている。
また農協単位で動いている生産者が多いせいか、生産者本人のお茶が思いのほか買いにくく、産地や農協単位に溶けて消えてゆく例が多いのも惜しい。
たとえば、上位入賞者の名前や組合名で検索しても、お茶が買えるところまでなかなか辿り着けない。
また、「お茶離れ」などと言われるわりに、宣伝活動が業界内に留まっていてる感がある。
たとえば、将棋のタイトル戦を「ニコニコ動画」で中継しているのを見たら、プロが実況解説して視聴者がリアルタイムでコメントをつけてゆく様子が大変面白かったのだが、日本茶の世界でも、工夫次第ではコストをそんなにかけずに世にアピールしてゆくことが可能だろう。
10年前にはお茶屋さんのウェブ・サイトなど数えるほどしかなかったのを考えると、10年後には品評会がもっと国民の多くが注目する大会に育つ可能性だってある。
- 審査基準を「殖産興業」的なものから「味本位」に現代化する
- 日本茶の一大イヴェントである品評会をもっと多くの人の知るものとする
- 情報をまとめたサイトを作る
- 各品評会の個性を楽しむ
もちろん、99%以上のフランス人がボルドーの一級シャトーのワインを毎日飲んでいるわけではないしその必要もないのと同じように、日本人も、普通の人が品評会上位入賞の日本茶を毎日飲んでいるわけでもない。
しかし、たまにでも「高くて美味しいお茶」を飲むことは、感性を深める、とても素晴らしい経験になるだろう。
日本一のお茶を決める一大イヴェント、今後も注目・応援してゆきたい。
中森製茶「縁」
2012年2月、銀座三越にて100g 2,100円
中森製茶さんが銀座三越の「三重フェア」に出展されるということで、足を運んだ。
特別品の手揉み茶(10gで3,000円)は別格として、通常品では最高級だった70g 1,000円の「極上煎茶」を上回る、100g 2,000円の「縁」(えん)というものが出ていたので、購入させていただいた。
こちらもかぶせ茶。
中森製茶さんのかぶせ茶は、かぶせ香が強すぎないバランスが絶妙なのだが、かぶせ期間が長すぎるとお茶の樹が弱るので、短めにしているとのこと。
100g 2,000円の「縁」は、同1,500円のものに比べてより芽の部分が多く、よりヌルッとした味をしていた。
1,500円のほうが「葉の味」だとすれば、2,000円のほうは「芽の味」が明らかに増加している。
ただ、「走り」の新茶のような芽の味とは違って、冷温保存を経ているのと、かぶせ茶にしているのとで、新茶の華やかな香りは無く、「落ち着いた高級部位の味」という感がある。
水色(すいしょく)がかなり濃い緑なのも特徴といえるだろう。
中森製茶さんが銀座三越の「三重フェア」に出展されるということで、足を運んだ。
特別品の手揉み茶(10gで3,000円)は別格として、通常品では最高級だった70g 1,000円の「極上煎茶」を上回る、100g 2,000円の「縁」(えん)というものが出ていたので、購入させていただいた。
こちらもかぶせ茶。
中森製茶さんのかぶせ茶は、かぶせ香が強すぎないバランスが絶妙なのだが、かぶせ期間が長すぎるとお茶の樹が弱るので、短めにしているとのこと。
100g 2,000円の「縁」は、同1,500円のものに比べてより芽の部分が多く、よりヌルッとした味をしていた。
1,500円のほうが「葉の味」だとすれば、2,000円のほうは「芽の味」が明らかに増加している。
ただ、「走り」の新茶のような芽の味とは違って、冷温保存を経ているのと、かぶせ茶にしているのとで、新茶の華やかな香りは無く、「落ち着いた高級部位の味」という感がある。
水色(すいしょく)がかなり濃い緑なのも特徴といえるだろう。
2012年2月21日火曜日
森半 宇治茶 コーカ共同製茶(京都府相楽郡南山城村大字高尾)
2012年2月、スーパー"OK"にて購入、100g約700円
スーパー「オーケー」のタグ記載よると、「100g1000円の品」だそうである。
「森半」(もりはん)は天保年間創業、とのことで、販売者「共栄製茶」さんの登録商標だそうだ。
やはり、スーパーやデパート特売のお茶にありがちな、老ねた酸っぱい香りが気になる。
茶葉は高級部位から安い部位まで万遍なく入っている感じだが、茎は除かれている。
蒸しは中ぐらいか。
火香はそんなでもない感じだが、とにかく酸っぱい。
旨みはそこそこある。
意外なのは、冷めきって水の温度になったときには酸っぱさが消えて旨みが残り美味しいことだった。
安いので仕方ないのかもしれないが、嬉野の「茶舗 多与安」さんの釜炒り茶は100g800円で美味しかったのを考えると、やはり割高に感じてしまう。
スーパー「オーケー」のタグ記載よると、「100g1000円の品」だそうである。
「森半」(もりはん)は天保年間創業、とのことで、販売者「共栄製茶」さんの登録商標だそうだ。
やはり、スーパーやデパート特売のお茶にありがちな、老ねた酸っぱい香りが気になる。
茶葉は高級部位から安い部位まで万遍なく入っている感じだが、茎は除かれている。
蒸しは中ぐらいか。
火香はそんなでもない感じだが、とにかく酸っぱい。
旨みはそこそこある。
意外なのは、冷めきって水の温度になったときには酸っぱさが消えて旨みが残り美味しいことだった。
安いので仕方ないのかもしれないが、嬉野の「茶舗 多与安」さんの釜炒り茶は100g800円で美味しかったのを考えると、やはり割高に感じてしまう。
2012年1月20日金曜日
[番外編・紅茶]アッサム 新宿高野の思い出
ダージリンがマスカットのような香りだとすれば、本当に美味しいアッサムは、蜂蜜のような香りがして、非常においしかった。
スリランカ系とはまた違う、ミルクティーの一つの終着点といえるような味であった。
かつて新宿高野(本店)には、インド人のスタッフと、専門の日本人スタッフが常駐し、そういう茶葉を10gから量り売りしてくれた。
試飲もさせてくれた。
今ではなくなってしまったのがまことに惜しい。
ダージリンに力を入れる店は数多いが、良いアッサムを売っているお店はなかなか無いのである。
アッサムは単一茶園ものでも、ダージリンよりは遥かに安価でお買い得感があった。
ちなみに新宿高野には良いニルギリもあって、ニルギリは地理的にも味的にもディンブラなどスリランカに近くて、とてもマニアックだった。
売り場が縮小した2012年1月現在も、ニルギリなどが置いてあって嬉しかった。
この売り場の真価は、10年以上前、20世紀の時分にはなかなか理解できる人がいなかったかもしれないが、ネットが普及した今だったら、また違った需要があるのではないかと思う。
このマニアックさは、一部リーフルにも通ずる部分があるようで、今では同じ新宿にリーフルの伊勢丹店・ナヴァラサがあるので、久々に高級アッサムを味わってみたいと思い訪問してみた。
・・・が、ナヴァラサは紅茶スノッブの常か、圧倒的にダージリン系志向で、2012年1月現在、アッサムは申し訳程度にCTCが一種と、フラワリー・グレードが一種しかないのだった。
おまけにお店のお姉さんにCTCを勧められて、紅茶界におけるアッサムの扱いの低さ、アッサムが好きな人の扱いの低さを感じたのであった。
スリランカ系とはまた違う、ミルクティーの一つの終着点といえるような味であった。
かつて新宿高野(本店)には、インド人のスタッフと、専門の日本人スタッフが常駐し、そういう茶葉を10gから量り売りしてくれた。
試飲もさせてくれた。
今ではなくなってしまったのがまことに惜しい。
ダージリンに力を入れる店は数多いが、良いアッサムを売っているお店はなかなか無いのである。
アッサムは単一茶園ものでも、ダージリンよりは遥かに安価でお買い得感があった。
ちなみに新宿高野には良いニルギリもあって、ニルギリは地理的にも味的にもディンブラなどスリランカに近くて、とてもマニアックだった。
売り場が縮小した2012年1月現在も、ニルギリなどが置いてあって嬉しかった。
この売り場の真価は、10年以上前、20世紀の時分にはなかなか理解できる人がいなかったかもしれないが、ネットが普及した今だったら、また違った需要があるのではないかと思う。
このマニアックさは、一部リーフルにも通ずる部分があるようで、今では同じ新宿にリーフルの伊勢丹店・ナヴァラサがあるので、久々に高級アッサムを味わってみたいと思い訪問してみた。
・・・が、ナヴァラサは紅茶スノッブの常か、圧倒的にダージリン系志向で、2012年1月現在、アッサムは申し訳程度にCTCが一種と、フラワリー・グレードが一種しかないのだった。
おまけにお店のお姉さんにCTCを勧められて、紅茶界におけるアッサムの扱いの低さ、アッサムが好きな人の扱いの低さを感じたのであった。
[番外編・紅茶]ティー・ハウス・タカノ、ディンブラBOP & ウヴァ ハイランド茶園
1974年に東京初の紅茶専門喫茶店としてスタートした、まさに「草分け」という名が相応しい、ティーハウス・タカノ。
価値観がまだ多様ではなく、「喫茶店といえば珈琲」が当然だった当時、珈琲が無くて紅茶のみの喫茶店は、苦労なさったとも聞く。
誰もやらなかったことを成し遂げたからこそ今日の老舗がある。
喫茶店であるだけではなく、茶葉やティーポット等も購入可能である。
ティーポットは購入してみたことがあるが、考え抜かれており非常に使いやすい。
世では紅茶というとダージリンが断然ブランド化しているが、こちらはダージリン(インド)よりもスリランカ系、しかも日常飲めるような値段のものに力を入れておられる。
特にお店の標準ミルクティーとなっているディンブラ BOPは、普段着のミルクティー用茶葉として、一つの理想像だと思う。
繊細でフルーティーな香りはさすがに少ないが、木の実のような味が混ざっていて、これが美味しい。
ロットの誤差も少なく味も安定している。
ミルクティーを考えるときはメートル原器のようにいつも比較基準にしている。
また、スコーンも絶品である。
お店を訪れた際、久々に気分転換をしたくなってウヴァを飲んでみることにした。
ウヴァというとメンソール系の香りが特徴とされるが、本品は、かすかに上品に漂うにとどまり、繊細な味。ストレートでもミルクでもゆけそうで、ミルクでは少しパンチが足りないくらいなので、入れすぎないように注意したい。
ただ、日本の高級煎茶や高級ダージリンのようにフルーティーさ爆発とはゆかない。
茶葉で購入したときの値段
ディンブラ ラクサパナBOP(100g 600円、50g 330円)
ウヴァ ハイランド茶園50g630円
2012年1月
価値観がまだ多様ではなく、「喫茶店といえば珈琲」が当然だった当時、珈琲が無くて紅茶のみの喫茶店は、苦労なさったとも聞く。
誰もやらなかったことを成し遂げたからこそ今日の老舗がある。
喫茶店であるだけではなく、茶葉やティーポット等も購入可能である。
ティーポットは購入してみたことがあるが、考え抜かれており非常に使いやすい。
世では紅茶というとダージリンが断然ブランド化しているが、こちらはダージリン(インド)よりもスリランカ系、しかも日常飲めるような値段のものに力を入れておられる。
特にお店の標準ミルクティーとなっているディンブラ BOPは、普段着のミルクティー用茶葉として、一つの理想像だと思う。
繊細でフルーティーな香りはさすがに少ないが、木の実のような味が混ざっていて、これが美味しい。
ロットの誤差も少なく味も安定している。
ミルクティーを考えるときはメートル原器のようにいつも比較基準にしている。
また、スコーンも絶品である。
お店を訪れた際、久々に気分転換をしたくなってウヴァを飲んでみることにした。
ウヴァというとメンソール系の香りが特徴とされるが、本品は、かすかに上品に漂うにとどまり、繊細な味。ストレートでもミルクでもゆけそうで、ミルクでは少しパンチが足りないくらいなので、入れすぎないように注意したい。
ただ、日本の高級煎茶や高級ダージリンのようにフルーティーさ爆発とはゆかない。
茶葉で購入したときの値段
ディンブラ ラクサパナBOP(100g 600円、50g 330円)
ウヴァ ハイランド茶園50g630円
2012年1月
三重県四日市市森光久製造 品種:やまかい
三重県四日市市森光久製造 品種:やまかい
全国品評会出品
2011年12月 思月園 100g1260円
また三重のお茶。
一見して上質なお茶である。茶葉の緑が濃く、細く撚られている。この価格帯では理想的な見た目だろう。
そして茶を淹れると、薄めの緑に変化し、若い葉も多い。
旨み成分はかなり多いのだが、「やまかい」という品種のせいか、「べにふうき」あるいは「ゆたかみどり」にも似た独特の臭みのような香りがある。
「やまかい(山峡)」という名は、新芽や製茶の色が山の茶らしいことからついたそうで、やぶきたの自然交雑実生から選抜され、試験を経て1967年に品種となったとのこと。
約45年前の大人が付けた、美しい名である。
この品種は、「べにふうき(紅富貴)」の1/3~1/4程度だそうだが、「メチル化カテキン」が含まれており、花粉症対策としても期待できるらしい。
全国品評会出品
2011年12月 思月園 100g1260円
また三重のお茶。
一見して上質なお茶である。茶葉の緑が濃く、細く撚られている。この価格帯では理想的な見た目だろう。
そして茶を淹れると、薄めの緑に変化し、若い葉も多い。
旨み成分はかなり多いのだが、「やまかい」という品種のせいか、「べにふうき」あるいは「ゆたかみどり」にも似た独特の臭みのような香りがある。
「やまかい(山峡)」という名は、新芽や製茶の色が山の茶らしいことからついたそうで、やぶきたの自然交雑実生から選抜され、試験を経て1967年に品種となったとのこと。
約45年前の大人が付けた、美しい名である。
この品種は、「べにふうき(紅富貴)」の1/3~1/4程度だそうだが、「メチル化カテキン」が含まれており、花粉症対策としても期待できるらしい。
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