公式サイトによると、煎茶の名店、思月園の高宇政光さんが7月23日にご逝去されたとのこと。
様々な産地や品種のお茶が所狭しと並び、著作や講座などの啓蒙活動、日本茶インストラクター、日本茶Awardなどの企画、まさに八面六臂の活躍をしてこられた。
特に、「煎茶」が明治期の輸出を契機として規格化されてゆき、日本人が日常に今のような煎茶を飲むようになったのは実は昭和中ごろからである、というのは目から鱗であった。
早口で自分の理解が追い付かないことも多かったが、だんだん勉強するにつれて仰っていることの深さが少しずつ理解できるようになり、あらためて凄さを垣間見ることとなったのも、今や思い出となってしまった。
掛け値なしの人物がこの世を去られた。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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