2020年9月5日土曜日

賭けに勝ったか?――「新生わたらい茶 有機一番茶上煎茶」

生活クラブ路面店で80g 800円(本体)ほど。

昨年度産の「上煎茶」は、同「特選」に比べてずいぶん落ちるように感じた。
今年度産の「特選」はいきなり酸味がした。

では今年度産「上煎茶」は?――というと大当たりだった。

まず、生活クラブにしては老ねた酸味が全然無い。
そして、緑の香り溢れ、ぼけた感じが少ない実に良いお茶。

「新生わたらい茶」さんのお茶を買うのはいつもギャンブル過ぎるが、今回は当たったようだ。
毎回このレベルの品質管理を祈りたい・・・が、2週間後くらいにリピートで同じものを購入したら、袋を開けた瞬間の新鮮な香りが前回のものより少なかった。店舗で傷んだか。

それでもなんだかんだで買い続けるのは、土台に有機の安心感があること。

2020年7月11日土曜日

保管の難易度を低く見積もっている――宮崎もりもっ茶 生茶仕立て新茶

豊緑園「農薬と化学肥料不使用 芽吹き新茶 オーガニック農園 宮崎もりもっ茶」
生茶仕立て新茶 宮崎県産 ゆたかみどり 

趣味性の高いのスーパー「信濃屋」はプロパーとしては「つぼ市」「葉桐」を主力にしていて、緑茶はおざなりになっているが、このお茶は少々興味深かったので購入してみた。

「焙煎を控えめにし、生の茶葉の香りを残したフレッシュな美味しさです」とのこと。
思月園さんの「生仕上げ 煎茶」を彷彿とさせる。

60g 約600円で、農薬・化学肥料不使用でありながらこの価格だが、外観は荒茶に近い。
これが安さの秘訣といえるだろう。

ほぼ荒茶であることで、旨味成分が不自然に突出することがないという良さがある。
そしてジューシーな香気も感じられる。
ただ、やはり茎(柄)や粉の癖が気になった。


問題は鮮度を保つパッケージングの部分。

・5月下旬に酸味が見られた1袋目
5月下旬でもうっすら酸味が発生してしまっていた。
賞味期限は2021年4月末になっていたが、そのころまで美味しく飲めるとはとても考えられない。

・酸味が無かった2袋目
なぜか6月前半に購入した分は酸味は問題が無い程度だった。

・香りが無かった3袋目
6月半ばに購入した3度目のものは、酸味こそ発生していなかったものの、新茶のジューシーな香味が消え、粉の部分の味が目立ち、古い深蒸し茶のようになっていた。


思月園さんの「生仕上げ 煎茶」は「空気を抜く」という最強の方式で袋詰めしているにもかかわらず、5月前半には販売終了してしまう。
この仕上げは水分量が多く、それ以降は責任を持てないためである。
しかも基本的に自店販売のみ。

それに対して豊緑園さんのこちらのお茶は、流通先で何が起こるか分からないスーパー卸をしているにもかかわらず(しかも6月以降にも販売)、水分量の多い茶葉で脱酸素剤のみというのは、やはり不十分だというのが現実なのだろう。

もし1回しか買っていなかったら、もっと良くない印象を持っていたと思う。

2020年6月15日月曜日

飛ぶ香りと保管――生活クラブ わたらい新茶

生活クラブ わたらい新茶 わたらい一番茶

「わたらい新茶」

今年も開封してどんどん水っぽくなり香りが薄くなる不思議なお茶。
時節柄、ついにコロナに罹ったか?と心配してしまったほど。
その分茶葉をたくさん使えばたしかに美味しいのだが、消費が早くてしょうがない。
火入れは抑えられていて良かった。


「わたらい一番茶 特上」

新茶なのにすでに酸味を感じる残念な保管。
生活クラブは生鮮食品以外は味にこだわりが感じられないのが残念なところ。

2020年6月14日日曜日

旨味の量は多い――「生仕上げ」新茶

「生仕上げ」新茶 ゆたかみどり 普通蒸し 100g 1,512円

毎年楽しみにしているお茶。
昨年のものに感じた旨味の癖が、今年のものは素直になり、「より純粋なアミノ酸的旨味」という感じになったが、旨味自体はやはり過多であるように感じられた。
外観は昨年のものより爽やかで綺麗な緑。
全体的には昨年のものより良かったと思う。

2020年4月25日土曜日

自宅で古いお茶をブレンド

3~4月の日本茶は新茶を待つ時期で、例年は日本茶への感謝を込めて昨年産の高級茶を購入して飲むことが多かったが、今年は疫病の流行でお店に行くのもままならない・・・どころか、配送者さんとの接触や彼らの負担を減らすことすら必要になっている。

そこで、今年は今まで飲まずにいたお茶を自分でブレンド(合組)して飲んでみることにした。
残っているものには明快に理由があって、火香の強すぎるもの、ぱさぱさしたもの、肥料的旨味の多すぎるもの、といったものばかり。
購入して失敗したものや、いただいたけれど美味しくなくて飲み進まなかったもの。

面白いのは火香の強すぎるものは熟すとその熟れた匂いが火香に勝りあまり気にならなくなること。
これとぱさぱさしたもの、酢味を感じるようなものを混ぜると、なかなか良い具合だった。

「熟成」というと聞こえが良いが、同じような味になってしまうのもまた現実ではある。

出てきた情報によると、集団感染を避けるために今年の新茶は手摘みを取り止めたところもあるとのこと。
秋の品評会などは厳しいものになるのかもしれないが、新茶が出たら購入して少しでもお茶の世界に貢献したいと思う。

2020年3月19日木曜日

酸味かつ普通――生活クラブ路面店「新生わたらい茶 有機一番茶上煎茶」


前出の生活クラブ路面店「特選上煎茶」の1クラス下のもので、80g700円くらい。

新生わたらい茶さんのお茶は、1クラス違っても味はかなり似ていることがあるが、これは「特選――」に比べると100円程度の差であるが味は大きく違う。
香気の部分が大きく後退し、摘採時期が遅くなったような味。

保管はどちらも悪いが、香気が少ない分なのかこちらのほうがより良さが分かりにくいお茶になっていた。
酸が立ってしまっていなければ、100g900円ぐらいのお茶として安全で良いお茶だったはずなのが残念。
せっかく有機で手をかけて作ったのだから、空気を抜くかたちでの保管をぜひお願いしたい。

2020年3月1日日曜日

保管に難ありだがお茶は良し――生活クラブ路面店の「新生わたらい茶 有機 特選上煎茶」

「生活クラブ」の日本茶の茶葉は基本的に「新生わたらい茶」さんが担っており、直営路面店「デポー」に幾つかの種類があったので一番高級な「有機 特選上煎茶」(80g 約800円)を購入してみた。

久々にこの味!やはり美味しい。その上安全。
しかし、保存は悪く少し酸味が出かかっていた。
八十八夜より前に収穫された「一番茶」を、空気を抜かず、酸化防止剤も入れず、常温で置き続けていることに起因するものではないかと思われる。
趣味の人が大勢買いに来るような回転の良い専門店ならまだしも、生活クラブの路面店でこのお茶をわざわざ選ぶ人はそんなに多くないのだろう。
であれば、もっと長い期間の保管に耐えるような包装をしないと茶葉がかわいそうだ。
このような置き方をする場合は袋の空気を抜く方式が一番良いと思う。
生活クラブ側の問題のような気もするから、空気を抜く機械代を出資してあげてほしいと思う。

そこは気になったが、お茶のポテンシャルは素晴らしいし火香も控え目で、良かった。
変わらず木の実のような不思議な味がするのも楽しい。
外観は普通蒸しと深蒸しの中間位で、淹れてみると芽の部位が多い。

新生わたらい茶さんのお茶はとにかく製茶技術が一定せずギャンブルの感があるが、これは保管状態を除けば素晴らしいお茶で、また購入したいと思う。