「勢龍」は「都の緑」よりも「常盤木」に近いと思っている。
あえて4月に昨年の勢龍を飲んでみる。
蓬莱堂さんは、伝統に則るということで、「火入れ」はなるべく避け、冷凍保存も行わずあえて空気を含ませた常温の壷で茶葉を保存し、販売時の袋詰めも酸素を抜かない方式を選ばれている。
これらはいずれも「保存」という点では難易度を高めるわけだが、「味を保つ」というよりもあえて「変化を楽しむ」ものと位置づけられているとのことである。
ただ、さすがに次の新茶が出始める時期ともなると、「変化を楽しむ」という段階を通り越してしまったと自分には感じられた。
少し瓜のような癖のある臭いを感じた。
これは、いままでに買った「勢龍」のみならず、どの蓬莱堂さんのお茶でも一度も経験したことが無いものだった。
こんなこともあったが、 「勢龍」はとても好きなお茶だ。
次年度はもう少し早い時期に「勢龍」を買いたいと思う。
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