新宿高野本店の紅茶売場が縮小してしまったので、代わりを探していたところ、リーフルの支店が新宿伊勢丹にできていた。名をNAVARASAと言うらしい。
リーフルは東京の紅茶好きには名の知られた名店だが、10年ぐらい前は吉祥寺の本店しかなかったと思うが、紅茶への入れ込みが世に認められたのか、サイトを見ると今や6店舗あるらしい。
そして新宿伊勢丹はこういうのをキャッチするアンテナの張り方がとても上手だ。
そのリーフル(NAVARASA)に足を運んでみると、店員さん(リーフルから来ている)が滅法茶に詳しく、そして扱っている茶葉も、「高価にして高品質」で、まさに日本のトップ・デパートだと思う。
一例を挙げるなら、マーガレットホープ茶園という、ダージリンでは名を知られた茶園があるが、なんとその茶園の一区画が現在、伊勢丹専用区画として契約になっているらしく、厳しく管理された茶葉を手もみした最高のものが伊勢丹限定として入荷していた。
茶葉を見ただけでも、高級の極みという姿をしていた。
購入したのは、ネパールの茶葉のファースト・フラッシュ。
ネパールの茶葉というのも非常に珍しい。
地理的に言うとインドのダージリンのすぐ隣になるのだそうだ。
そして標高2000mとあり、ダージリンも1200mぐらいのところなどあり、更に標高が高い。
ただ、100歳以上の樹も珍しくないダージリンに比べ、こちらはうろ覚えだが30~50歳と言っていただろうか、まだ若い茶葉である。
そして、集荷のシステムが違うらしく、ネパールの場合、色々な作り手が積んだ茶葉が回収され、一つの製茶工場に運ばれるといった仕組みなのだそうだ。
茶園や作り手単位でのビジネスがダージリンほどには発達していないということだろうか。
茶葉は中国種、味はダージリンで、マスカットの香りがある。
ただ、「若い樹は滋味が少ない」というような言い方をするらしいが、そのせいか、少しまろやかで、高地の割にツンとした神経質な香りが少ない。
価格は25gで1,050円。
100g4,200円出したら、いったいどんな高級な日本茶が買えるだろうかと思ってしまう。
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