墨田区錦糸町駅から歩いた某茶店。
卸が主業務ということで、小売は今時珍しく100g1000円+税のものが煎茶の最高級品という。
産地は掛川で、普通蒸しと深蒸しを混ぜているとのこと。
飲んでみると非常にバランスが良い。
不自然な旨味は少しあるが極端ではない。
山のお茶のようなつんとした香気ではないが、鮮度と香りがあり、高地でないお茶としてできることをきちんと押さえた達意のお茶。
火入れは、強いと感じないレベルで収まっている。
今回は大きな袋から封切りだったというのもあるかもしれないが、一保堂のようなぱさぱさした乾燥のさせ方とは真逆でしっとりしていて保存が良い。
100g1000円で気張らずに飲むお茶としてはパーフェクトに近い出来ではと思った。
ただし!
袋からぷんぷんタバコの臭いを感じた。
昭和の昔ならいざ知らず、令和の時代に日本茶の小売店で、お茶を入れる袋(お茶に直で触れる袋)にタバコの臭いが染みついているというのは、いただけない。
全ての良い評価を台無しにするほど残念なことだと思う。
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