2019年6月24日月曜日

香りが飛びやすいが割安――新生わたらい茶「手摘み」1500円+税

今年の新生わたらい茶さんのお茶を最初に飲んだ時は「これは最高傑作か!」というくらいの衝撃だったが、なぜか余所の新茶に比べて香りが飛ぶのが早く、特に「初摘み」(1200円+税)は程なくして香りが消失してしまった。
「手摘み」(1500円+税)は、まだ香りが少し長持ちしてくれているように感じる。

この価格で手摘み、無農薬は、良心的で、生産者直売ならではの強みだ。

「生活クラブ」で買うと、「八十八夜」の時期のもので、50gで800円だった(ただし生活クラブ用には同時期の「八十八夜」でも別の茶葉を用意しているのだそうで、仕上げも異なる)。

蒸しは普通蒸しと深蒸しの間くらいか。

個人的には三重・熊野の軟水に合わせて飲むのが気に入っている。

2019年6月23日日曜日

スペックは素晴らしいがもうひと超えほしい――青鶴茶舗 鹿児島煎茶 霧島 さえみどり

「フランス人初 日本茶インストラクター」のお店、青鶴茶舗。
急須(/宝瓶/しぼり出し)の品揃えは見事で、東京都内のお茶屋さんと陶器店を入れても五指に入るのでは?と思う。

鹿児島煎茶 霧島 さえみどり 50g 1,500円
嬉しい税込だが、100gで3,000円相当の高級品。
「有機」で「手摘み」とのこと。

外観は上々。
水色は黄色~黄緑がかっている。
毛耳(もうじ)の多さに驚く。
香りや旨味はあるのだがたしかに茶葉の量に対して味が薄く、やや単調で、非常に渋味が少ない。今年の鹿児島のお茶の傾向なのだろうか。

有機、手摘み、そして外観などの「スペック」は凄いが、100g 3,000円ならばもう少し癖でもいいから何か迫りくる香りや味が欲しいようにも感じた。