2015年12月9日水曜日

ついに昨年に劣らぬ茶に出会う 中嶋農法のお茶 平成27年産

鹿児島県知覧市 古屋五男さん製造


昨年とても印象が良かったが、本年度産もとても良かった。
もしかすると昨年以上かもしれない。

普通蒸しと深蒸しの中間くらい。

瑞々しく、ミル芽香でも覆い香でもない、青々とした葉の香りが口の中いっぱいになる。

火香やアミノ酸的旨みはやや目立つが、青々とした香りの良さが上回る。

知覧町のお茶らしく、葉の渋みは少なくまろやか。

今年飲んだ中で、同銘柄で昨年より不味くなっていないお茶についに出会った。


お茶に有効な「中嶋農法」


中嶋農法は、中嶋常充氏が提唱する作物の栽培方法で、土壌診断により土に足りないもの(肥料)を施し、過剰なもの(肥料)減らし、植物本来の強さを引き出そうとするものだそうだ。

今までの農業は「窒素」「リン酸」「仮」の三大要素ばかりが重視され、ミネラル不足になっていたという。
逆にこの三大要素が過剰摂取されたわけだが、特に「硝酸態窒素」は農薬よりも危険とも言われており、
三重県農業研究所によると、
http://www.mate.pref.mie.lg.jp/marc/tanpo/50/5015.PDF
「茶の窒素施肥量は農作物の中で最も多く、茶園地帯では地下水の硝酸汚染が懸念されています。」
とのこと。

つまり、硝酸が過剰になりやすいお茶の世界で、中嶋農法は特に威力を発揮すると見ることもできるわけである。

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