その「一番摘み」である。
「一番摘み」とあるが、こちらは「5月上旬に収穫されたお茶」(1080円/100g)だそうで、
実際は更に
- 「初摘み」:4月末から5月初旬に特に良い茶園の最初に収穫された最もみる芽(若い芽)のお茶(2000円/100g)
- 「大はしり」:5月初旬に良い茶園で収穫されたお茶(1500円/100g)
- 「八十八夜摘み」:5月初旬の八十八夜の頃に収穫されたお茶(1200円/100g)
「一番摘み」と「初摘み」の違いが紛らわしい!
「『初』という意味ではなくて、『一番王道の時期』ということで・・・」ということであろうが、気になる表現である。
それでも、この「一番摘み」も封を開けた瞬間に、ミル芽の香りが溢れてくるのは見事としか言いようが無い。
近年、100g1000円のお茶で、この香りにはなかなかありつけない。
というか、新茶の時期に新茶を買ってもこの香りを持ったものが少ない。
その点こちら相藤農園さんのお茶は、素晴らしい鮮度保持ができているということである。
ただ、葉の渋みというか苦味も同時にかなり感じるお茶で、よくイメージされる静岡らしいお茶といったところであろうか。
ミル芽の香りと苦味渋みが渾然一体となって押し寄せてくる、分かりやすさ持ったお茶と言えるだろう。
乾燥もしっかりさせていると思うが、やりすぎの手前できちんと止めているように思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿