相藤農園さんは、全国茶品評会や静岡県茶品評会などで、何度も農林(水産)大臣賞を受賞していることから、有名な生産家であると思われる。
お茶の袋やウェブサイトでは、これでもかというくらい受賞暦が強調されている。
こちらの「大はしり」は、5月初旬に摘んだもので、1500円+税/100g。
「大はしり」とあるが、更に早い時期の4月末から5月初旬に摘んだ「初摘み」2000円+税/100gがあるようだ。
果たして、本気でミル芽の香りが鼻から抜けてゆく上質なお茶で、静岡茶に非常に多い葉の肉厚さに起因する渋み・苦味があまり無い、稀有なお茶。
外観は細長く揉まれたものが多いものの、細かなものも混ざり、品評会向きの品番ではないかもしれないが、味は素晴らしいし、淹れやすい。
正統派の全国区のお茶という感じで、この内容で1500円/100gは安い。
旨みが多く芽の香りも爆発している。
それに圧倒され、火香も気にならない。
品評会に出品されたものでも、香気と滋味に関しては、このお茶に満たないものもごろごろあるだろう。
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