2012年6月26日火曜日

「清風園」八女茶


西荻窪「清風園」


西荻窪の清風園さんは、煎茶を見ると静岡茶が500円~1500円程度のものが7、8種類と圧倒的に多く、ほか「有機煎茶」「八女茶」「おくみどり」「宇治ブレンド」が各1種類あった。
静岡以外については、「有機」「産地」「やぶきた以外の品種」を一応揃えたという感じ。

これらプロパーのほかに、6/1~30限定で鹿児島茶フェアを行っていて、鹿児島茶が数種類あったが、これはあくまで期間限定。

大変親切に何種類も試飲させていただいた。


八女


お店としては明らかに静岡に力を入れている感じだが、八女茶を購入。
中~深蒸し程度か。
値段なりに茎がかなり入っており、茶葉の匂いをかいでも、実際に淹れてみても、茎の味はそれなりに目立つが、火香は目立たず、渋みが少なく、甘み旨みは健在と、値段の割に美味しいお茶といえる。
ただ、お湯の温度にかなり敏感で、熱いお湯では全く本領が発揮されず、ぬるいお湯でのみ良さが味わえた。
ほとんど深蒸しなため、水色は濃く、二杯目はかなりぼんやりした味である。

品種はやぶきた。

袋が2重になっていて驚いた。
年中無休で、お茶屋さんには珍しく夜10時まで営業。


2012年6月清風園
924円/100g

2012年6月8日金曜日

[番外編・紅茶]G clef 目白店

10年余り前は、リーフルなどと同じく吉祥寺に店を構える、数少ない紅茶専門店として名を知られていたG Clef(ジー・クレフ)さんも、今や数店舗を持つようになった。素晴らしいことである。

目白店にお邪魔してみた。
面白かったのは、アッサムやニルギリなどの品数をきちんと揃えているところだ。
紅茶店にはありがちなダージリン・スノッブにはなっていない。
ヌワラエリアやディンブラ、祁門などの紅茶のほか、台湾の烏龍茶もある。
紅茶やジャムも気軽に試飲・試食させていただける。

ロゴやシールなどの意匠、店の設えといったものが、一応は欧州風ながら、やや気の抜けたようなものになっていて、研ぎ澄まされた美意識とは違う、隙のある感じが微笑ましい。

2012年6月1日金曜日

[番外編・紅茶]マレーシア Boh茶園 "Palas Supreme"

マレーシアのCameron HighlandsにあるBoh茶園の中でも"Palas Supreme"は最高級のものだそうだ。

どうやらアッサム種のようである。
インドのものほど揉捻されていない感じ、芽の部分が少ない。
茶葉の状態での香りは充分で、管理の良さを想像させる。

飲んでみると、見た目通りの味で、芽特有華やかな味・香りこそ乏しいものの、穏やかな味で鮮度も悪くない。

ストレートで飲むほうが合うようだが、芽の華やかさは乏しいので、宝瓶で玉露を飲むようなスタイルというよりも、番茶のようにある程度の量を飲むのが合うだろう。
渋みが少ないため、ミルクは合わせにくいところがあるが、ごく少量なら合いそうだ。

検索してみると、日本にも輸入している人がいて、外国のものに対する日本人のアンテナは本当に凄いものだと思う。