私は日本の煎茶が好きだ。
インドやスリランカやアフリカの紅茶、中国茶、それに珈琲も良いが、やっぱり煎茶が合う。
本年3月に福島県で起きた原発事故を考えると、もし同じぐらい古い静岡の浜岡原発で同じような事故が起きたら、静岡茶はもう飲めない。というか関東の農作物もおしまいだろう。
静岡のお茶生産農家はそこらへんを考えているだろうか?
現状を容認するということは、将来事故で汚染されて売れなくなるリスクも容認するということだ。
もちろん電力会社首脳陣に重大な責任があるかもしれない。
しかし事故が起こってから電力会社だけのせいにする権利は無い。
普段から何もしてこなかった地元民や我々国民一人ひとりのせいでもある。
福島は、原発に否定的見解だった前県知事が冤罪で失職に追いやられたという話もあるのだから。
いつまでおいしい日本の煎茶を飲めるか、それは国民一人ひとりにかかっている。
2011年4月28日木曜日
つぼ市製茶「利休の詩」深蒸し
大阪の雄、つぼ市製茶。現会長の谷本陽蔵氏は、日本茶の生きる伝説の一人かと思う。
関西では珍しく深蒸しばかり扱うが、これは陽蔵氏の息子の現社長によるものとのこと。
こちらのお茶を前回飲んだのはもう10年くらい前になろうか。そのときも深蒸ししかないと言われた。
今から30年くらい前からそうなったようだ。
こちらのお茶を前回飲んだのはもう10年くらい前になろうか。そのときも深蒸ししかないと言われた。
今から30年くらい前からそうなったようだ。
本品はひね茶(2010年産)のため、味に関しては不利かとは思うが、深蒸しで、火香もかなり強く、まさに一般にイメージされる西のお茶とは思えないような味である。
100g1575円で販売されている。
2011年4月。
しゅんたろう 鹿児島県産普通蒸し 100g入り 1575円
2011年4月 思月園にて購入。
鹿児島県種子島西之表市・射場勇治さんが製造した新品種・しゅんたろう。日本でも販売しているのは思月園さんくらい。
鹿児島のお茶によく見られるまろやかさに、良質の渋みが混ざった感じ。
土地のせいか、それとも品種のせいか、高地栽培のやぶきたのような繊細な感じは少ないが、丁寧に作られた感じが伝わってくる。
ゆたかみどり 生仕上げ新茶 普通蒸し 100g入り 1260円
2011年4月 思月園にて購入
新茶の味は昔と今では違う?
25年ぐらい前はあった、青臭いまでに生々しい新茶の味は今日なかなか見られない。
というのも、今日は新茶でも選別や火入れでより整えられて出荷される傾向があるからだそうだ。
しかしあの青臭いまでの新茶を懐かしむ人もいたようで、あえてそういう味を再現したのがこちら。
そこらへんの経緯は、こちらの店主著『僕は日本茶のソムリエ』(筑摩書房)に詳しい。
店主はゆたかみどり+荒茶でその味を再現した模様。
青く生々しい味が爆発する、今日では珍しいお茶で、歓迎したい。
欠点は、水分が多く日持ちしないことだそうだ。
しかし是非毎年続けてほしい。
最近の新茶に物足りなさを感じる方は是非。
新茶の味は昔と今では違う?
25年ぐらい前はあった、青臭いまでに生々しい新茶の味は今日なかなか見られない。
というのも、今日は新茶でも選別や火入れでより整えられて出荷される傾向があるからだそうだ。
しかしあの青臭いまでの新茶を懐かしむ人もいたようで、あえてそういう味を再現したのがこちら。
そこらへんの経緯は、こちらの店主著『僕は日本茶のソムリエ』(筑摩書房)に詳しい。
店主はゆたかみどり+荒茶でその味を再現した模様。
青く生々しい味が爆発する、今日では珍しいお茶で、歓迎したい。
欠点は、水分が多く日持ちしないことだそうだ。
しかし是非毎年続けてほしい。
最近の新茶に物足りなさを感じる方は是非。
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