2020年3月19日木曜日

酸味かつ普通――生活クラブ路面店「新生わたらい茶 有機一番茶上煎茶」


前出の生活クラブ路面店「特選上煎茶」の1クラス下のもので、80g700円くらい。

新生わたらい茶さんのお茶は、1クラス違っても味はかなり似ていることがあるが、これは「特選――」に比べると100円程度の差であるが味は大きく違う。
香気の部分が大きく後退し、摘採時期が遅くなったような味。

保管はどちらも悪いが、香気が少ない分なのかこちらのほうがより良さが分かりにくいお茶になっていた。
酸が立ってしまっていなければ、100g900円ぐらいのお茶として安全で良いお茶だったはずなのが残念。
せっかく有機で手をかけて作ったのだから、空気を抜くかたちでの保管をぜひお願いしたい。

2020年3月1日日曜日

保管に難ありだがお茶は良し――生活クラブ路面店の「新生わたらい茶 有機 特選上煎茶」

「生活クラブ」の日本茶の茶葉は基本的に「新生わたらい茶」さんが担っており、直営路面店「デポー」に幾つかの種類があったので一番高級な「有機 特選上煎茶」(80g 約800円)を購入してみた。

久々にこの味!やはり美味しい。その上安全。
しかし、保存は悪く少し酸味が出かかっていた。
八十八夜より前に収穫された「一番茶」を、空気を抜かず、酸化防止剤も入れず、常温で置き続けていることに起因するものではないかと思われる。
趣味の人が大勢買いに来るような回転の良い専門店ならまだしも、生活クラブの路面店でこのお茶をわざわざ選ぶ人はそんなに多くないのだろう。
であれば、もっと長い期間の保管に耐えるような包装をしないと茶葉がかわいそうだ。
このような置き方をする場合は袋の空気を抜く方式が一番良いと思う。
生活クラブ側の問題のような気もするから、空気を抜く機械代を出資してあげてほしいと思う。

そこは気になったが、お茶のポテンシャルは素晴らしいし火香も控え目で、良かった。
変わらず木の実のような不思議な味がするのも楽しい。
外観は普通蒸しと深蒸しの中間位で、淹れてみると芽の部位が多い。

新生わたらい茶さんのお茶はとにかく製茶技術が一定せずギャンブルの感があるが、これは保管状態を除けば素晴らしいお茶で、また購入したいと思う。