2019年9月30日月曜日

正統派だが――こやぶ園茶舗

川根のこやぶ園茶舗さんのお茶

「『川根茶』は伝統普通蒸し製で、香り、滋味が特徴です。創業72年のこやぶ園では、時間をかけ 優しい火入れをし、同一銘柄を同じ茶葉で作り、一年中おいしさをお届けすることで好評を得ています。」

とのこと(「川根茶ポータル」さんのサイトより)。
非常に期待ができる素晴らしい文言。

「川根茶ポータル」さんの分類では、生産家ではなく仕入れて販売しているお店のようだが、なおさらバランスや品質管理に期待できる(「生産家直売のお茶が美味しくないことが多い理由」)。

購入してみると、オーセンティックなお茶作りでとても素晴らしかった。
川根茶らしい香気と、静岡茶の少し角のある渋味も適度にあり、バランスが良い。
「若芽 赤ラベル」1,200円に比べて、一段階高い「若芽 青ラベル」1,500円のほうが明確に旨みが多いのだけれど、その旨みはやや肥料的なものに偏り気味なのが気になるところ。
もしかしたら前者のほうが茶通のお茶かもしれない。

茶葉はどちらも黒みがかり細目に撚られた素晴らしい外観で、鮮度の品質管理も文句無しに良い。
実力派の素晴らしいお店に出会えたことに感謝したい。