200gで800円程度であるが、「地元の人に愛されている」という話を耳にしたため、常飲用に購入。
世の「雁金」は、殆どが茎というものもあれば、葉もかなり入っているものもあり、その幅は広い。
新生わたらい茶さんの雁金は後者で、葉が多いほうだろう。
そのお茶は秀逸。
新生わたらい茶さんの普通茶は深むし気味で細かいが、茎茶では茎のお陰もあり細かくなりすぎず、渋みが少ない。
煎茶でやや単調なところもあった味も、むしろ茎の風味がうまく補い複雑味をもたらしている。
「上煎茶 松」を飲んだとき、「100g900円以下の茶葉でこれ以上は望みようがない」と思ったが、「雁金」ゆえ、カテゴリーが同じとはいえないものの、こちらのほうがバランスが良いのでは無いか?
というか、「特上」まで含めてもこのお茶が一番のバランスではないか?
というほどの衝撃を受けた。
地元の人々に人気があるというのも納得の出来だ。
日常生活の中でがぶがぶ飲むようなお茶としては、もうこれだけあればいいかな、とさえ思わされた。
が、「上煎茶 松」の後にこの「雁金」が現れたように、さらに凄いものがあるのだろうか?