玉露にしては渋みがあり、細かい茶葉も多い。
サイトによると
玉露独特のうまみをさっぱりと味わえ、さらにお茶らしいすっきりさも楽しめるのが「萬徳」。ほんのり感じる渋みがあるので、玉露の濃厚さがちょっと苦手…という方にもおすすめです。とのことで、脳内の「一般人」向けに作った日和見主義的なお茶なのかな?と不安がよぎる。
しかし、しばらく飲んでみると、少しだけ茶葉を多くして並煎茶のようにがぶがぶ飲むような方法で美味しい、実に便利なお茶。
そういう意味では玉露というよりかぶせ茶的なポジションなのかもしれないが、「賓水園製茶 特上玉露」あたりに比べると、かぶせ香が突出することなく、渋みや葉の味が重層的。
100gで1,800円もするほどの茶葉ではないとは思うものの、味や香りの一部分だけが突出するのではなく、バランスが良いのは、さすが多くのユーザーに揉まれた店の味なのかなと思う。
また、最初は充分以上と思われるほど乾燥していると感じたが、今夏の猛暑で痛んでゆく我が家の他のお茶をよそに、こちらのお茶は味の変化がそれほどでもなかった。
やはり全国のデパート支店や贈答品などでコントロール不能な環境におかれることを想定したらこのような乾燥になるだろうし、また、猛暑の中でそれが実際に役立つのを目の当たりにすると、お見それしましたと言わざるを得ない。
自分の気付かないところでも、更にいろいろな工夫がなされていることだろう。
同じ値段を出せば、きちんとした管理できちんとした淹れ方をすれば、もっと美味しいお茶はあるし、もし「これこそ玉露の味だ」と思う人がいたらもう少しいろいろ飲んでみることを勧めたくはなるが、横着者にとってはこんなにありがたいお茶もなかなかないだろう。
飲み終わるころには「もう一缶買おうかな?」と思ってしまうようなお茶だった。
中缶箱(155g)3,240円(税込)
100g袋 1,836円(税込)