「極上煎茶」(100g入/1,296円)が四月末に初摘みされたものなのに対して、今回の「特上煎茶」100g入/(1,080円)は八十八夜前後に摘まれたものだそうである。
「手摘み」(100g入/1,620円)と「極上煎茶」は思いのほか差異が少なかったが、「極上」と「特上」は普通にかなりの違いがあり、後者は、香り、旨みが減り、葉が生育して肉厚になった分か、苦味・渋みが増した。
旨みや香気が減った分さっぱりしていて、食事などにはむしろ合わせやすい。
有機栽培であることも合わせて、1,080円の価値は十分にあるように思う。
ただ、216円上乗せして極上煎茶になるならば、個人的にはそちらを選びたい。
とはいえ、茶葉を多めにして淹れると「極上煎茶」に近い雰囲気になるので、人によってはこちらの「特上煎茶」のほうが万能かもしれない。
蒸しはやはり普通蒸しと深蒸しの中間ぐらいという感。
茶柄は「極上」に比べてわずかに増えたようにも見えるが、外観に関する差異は他社の「1000円と1200円の違い」に比べたら、とても小さなものだ。