http://www.slownet.ne.jp/sns/area/life/reading/interview/200908010942-9275541.html
後で知ったのだが、こちらのインタビューが興味深い。
いくつかピックアップすると、
・55歳で大手電機メーカーを早期退職されて農業へ転進されたそうだ。
・2000年当時、宇治田原には有機をやっている人が2人しかいなかったらしい。
・「茶塢」は中国の茶の本に見られる言葉で、山間で温度差が激しくて、霧が発生するような、良いお茶の採れる場所を「茶塢」と言うのだとか。
こういう方もいるのだなあと思うと興味深い。
特選有機煎茶(100g 1300g)は、普通蒸しとのことだが、中蒸しといえるぐらいで、細かく裁断された茶葉もなかなか多く、細長く揉まれた茶葉は少ない。
また、黒ずんだ高級部位から、茶色に酸化した部分まで、いろいろな茶葉が入っていて、少し荒茶っぽいところがあるが、茶柄ないし茎は除かれている。
特徴的なのは、滋賀県などにも見られた土っぽいというか葉っぱっぽいというか、そういう旨みの味が豊富で、しかも苦味もある程度ありながらも柔らかいというか上品に入っているところだと思う。
火香は強くないが、乾燥はそれなりにさせていると感じる。
パッケージングはシンプルで、空気抜きも無いし、脱酸素剤も入れていなかった。
空気抜きは茶の形状を損ねるという意見もあるし、脱酸素剤で味が変わるという人もいるそうなので、これはこれで一つの選択肢かと思う。