2014年2月27日木曜日

マルヨシ近江茶 煎茶出品茶 1050円/100g

滋賀県荒茶品評会に出品された一品だそうである。
甘さと葉の味の混ざった濃厚さは、昨年のものと変わらない。
送料など各種手数料無く現地で購入できる人が羨ましい。
ただ保存状況は、わずかに酸化を感じた。
空気抜きの真空パックだが、パックに入れるまでの保存状況に問題があったのだろうか?
ほぼ同時期に飲んだ、ちょうどこのお茶よりも一年前のもののほうが状態が良かったというのは何故だろう?
その点を除けば、とてもお値打ちのお茶であると思う。
火香は強いというほどでははないが、ある程度カラっとさせているかもしれない。

2014年2月26日水曜日

2012年産 東京都茶品評会出品 普通蒸煎茶 賀県甲賀市土山町 やぶきた

東京都茶品評会出品 普通蒸煎茶 品種 やぶきた 滋賀県甲賀市土山町 マルヨシ製造  100g入り  1260円(思月園)

2012年製のお茶であるが、保管状況が良く、老ねた酸味は全く感じない。
お茶の保管方法としては、窒素充填、(空気を抜く)真空パック、脱酸化剤などあり、それぞれ長所短所があるようだが、(空気を抜く)真空パックは、保管という意味では最強なのだろうか。
香りはまろやかになっているが、老ねた酸味は全く感じない。
パックの仕方なのか、それ以外にポイントがあるのか分からないが、思月園さんで保管に疑問を感じるようなお茶に出会ったことはまだ一度も無い。

このお茶は「少し萎凋香がある」とのこと。
萎凋を用いた煎茶作りをする人も増えているらしく、煎茶の萎凋を大プッシュした飯田辰彦氏の著作が出たり、近年は盛り上がりを見せてはいるが、品評会に出てくるとは驚きである。
普通の煎茶部門だと減点の対象になるのかもしれないが、お茶としては面白い。
熱めのお湯で淹れると、このまま行くと「清茶」になりそうな、花に似た香りがある・・・ような。
お湯を入れる前の乾燥した茶葉の香りをかぐとたしかに醗酵した香りがするが、ぬるめのお湯だと、思ったよりも変わらないように感じた。
以前滋賀県のお茶を購入したときも土っぽい味がしてとても良かったが、今回も同じような感覚を得た。