2013年5月23日木曜日

全国茶品評会三等入賞 普通蒸し煎茶 品種:やぶきた 生産者:岩見晴雄


昨年(2012)の品評会のお茶、新茶が出てきてもまだ買えるのはありがたい。
花のような香りは抜けているが老ね香はなく、さすがの保管。
茶葉はかなり黒く艶があり、高級茶を感じさせる。
手揉みのような細長過ぎる揉みではなく、淹れてみると産毛は思ったより全然浮かなかった。

「かぶせ茶 やぶきた 鹿児島県霧島市 福永忍 作 全国茶品評会三等入賞」は、アミノ酸の味ばかり感じて複雑な心境になったが、今回は、アミノ酸中心ではありながら、土っぽい葉の味も感じる。

以前100g 800円くらいの相良村のお茶を購入して、旨みが少なくて失敗したことがあるが、今回はとても良かった。

今の自分にはやや過分でありながら、気分を改めたいときにはぴったりのお茶である。

思月園にて購入 1,890円/100g

2013年5月11日土曜日

2013 生仕上げ新茶 ゆたかみどり 鹿児島県産 思月園


一年で最も心待ちにしているお茶といっても過言ではない。

「昔は新茶といえば青臭いくらい葉っぱの香りがした」と言われるが、今はお茶の仕上げ方が変わってしまい、中々その味を楽しむことができなくなっている。
それを、日持ちしないというリスクを冒しながらもあえて昔の作り方で再現した思月園さんの名作「生仕上げ新茶」である。

(『僕は日本茶のソムリエ』参照)


これを飲んだ後に他店の新茶を飲んだら、火香の強さにびっくりしてしまった。


今年の「生仕上げ新茶」は緑の葉っぱの味が濃厚かな?と思う。
陽を浴びずに緑が凝縮したような味ではないのだが、濃厚な葉っぱの味が生きていて美味しい。
日持ちしない作り方をしているので、基本的に5月中には売り切ってしまうようなので、何とか今月中にもう一度買いに行けたら良いなと思っている。

2013年5月2日木曜日

かぶせ茶 やぶきた 鹿児島県霧島市 福永忍 作 全国茶品評会三等入賞


全国茶品評会三等入賞
かぶせ茶
品種 やぶきた
生産者 鹿児島県霧島市 福永忍
2012年秋 思月園にて購入

the高級茶という感じで、お湯には産毛がびっしり浮き、水色は茶色がかったとさえいえる黄色、蒸しは浅め、茶殻は芽ばかりで柔らかい。

とても淹れるのが難しく、熱過ぎてももちろん駄目だが、ぬるすぎると臭みが出るので、意外と熱いくらいが合った。

味は以前中森製茶さんでいただいた手揉み茶に次ぐ、「アミノ酸」の強さ。
葉の雑味・風味は少ないが、龍井など中国茶に近い風味もあるのは、芽の部分が多いという共通点だろうか。

紅茶でシルバーチップスばかりのお茶を飲んだときにも、ヌルッとした味ばかりで、もっと葉の部位もあったほうがバランスとしては良いのかなと思ったが、少し同じような印象を持った。
ただ、この種のお茶の経験が少ないので、あくまで現時点での感想で、経験を重ねたらこの気持ちは変わるかもしれない。

秋に購入し、少しずつ勉強しながら飲んできたが、いつも飲んでいるお茶と違いすぎて、真価が分かったとは言い難い。2013-14シーズン以降の課題としたい。