2013年7月1日月曜日

くき茶 甲子園茶舗

板橋区小茂根にある甲子園茶舗にお邪魔した。
こちらのお店は時期によっては品評会のお茶もあったと思うが、この日は深蒸ししかなかった。
店主は静岡の深蒸しがお好きなようだ。

深蒸しを試飲させていただいたが、深蒸しかつ火香をかなり感じる。
普通蒸しが好きなら茎茶はどうかと勧められ、試飲させていただいたところ美味しかったので購入。

普通の煎茶だとかなりハイグレードなものにしかない繊細な香りが立ち感激。
よほど良いお茶の茎なのだろう。

渋みも少なく、また何杯も飲んでも美味しく飲めそうである。
白折はほかにもあったが、この680円/100gが、こちらのお店で最も高級なものであった。

白折という選択肢を用意して下さったことに感謝したい。

2013年5月23日木曜日

全国茶品評会三等入賞 普通蒸し煎茶 品種:やぶきた 生産者:岩見晴雄


昨年(2012)の品評会のお茶、新茶が出てきてもまだ買えるのはありがたい。
花のような香りは抜けているが老ね香はなく、さすがの保管。
茶葉はかなり黒く艶があり、高級茶を感じさせる。
手揉みのような細長過ぎる揉みではなく、淹れてみると産毛は思ったより全然浮かなかった。

「かぶせ茶 やぶきた 鹿児島県霧島市 福永忍 作 全国茶品評会三等入賞」は、アミノ酸の味ばかり感じて複雑な心境になったが、今回は、アミノ酸中心ではありながら、土っぽい葉の味も感じる。

以前100g 800円くらいの相良村のお茶を購入して、旨みが少なくて失敗したことがあるが、今回はとても良かった。

今の自分にはやや過分でありながら、気分を改めたいときにはぴったりのお茶である。

思月園にて購入 1,890円/100g

2013年5月11日土曜日

2013 生仕上げ新茶 ゆたかみどり 鹿児島県産 思月園


一年で最も心待ちにしているお茶といっても過言ではない。

「昔は新茶といえば青臭いくらい葉っぱの香りがした」と言われるが、今はお茶の仕上げ方が変わってしまい、中々その味を楽しむことができなくなっている。
それを、日持ちしないというリスクを冒しながらもあえて昔の作り方で再現した思月園さんの名作「生仕上げ新茶」である。

(『僕は日本茶のソムリエ』参照)


これを飲んだ後に他店の新茶を飲んだら、火香の強さにびっくりしてしまった。


今年の「生仕上げ新茶」は緑の葉っぱの味が濃厚かな?と思う。
陽を浴びずに緑が凝縮したような味ではないのだが、濃厚な葉っぱの味が生きていて美味しい。
日持ちしない作り方をしているので、基本的に5月中には売り切ってしまうようなので、何とか今月中にもう一度買いに行けたら良いなと思っている。

2013年5月2日木曜日

かぶせ茶 やぶきた 鹿児島県霧島市 福永忍 作 全国茶品評会三等入賞


全国茶品評会三等入賞
かぶせ茶
品種 やぶきた
生産者 鹿児島県霧島市 福永忍
2012年秋 思月園にて購入

the高級茶という感じで、お湯には産毛がびっしり浮き、水色は茶色がかったとさえいえる黄色、蒸しは浅め、茶殻は芽ばかりで柔らかい。

とても淹れるのが難しく、熱過ぎてももちろん駄目だが、ぬるすぎると臭みが出るので、意外と熱いくらいが合った。

味は以前中森製茶さんでいただいた手揉み茶に次ぐ、「アミノ酸」の強さ。
葉の雑味・風味は少ないが、龍井など中国茶に近い風味もあるのは、芽の部分が多いという共通点だろうか。

紅茶でシルバーチップスばかりのお茶を飲んだときにも、ヌルッとした味ばかりで、もっと葉の部位もあったほうがバランスとしては良いのかなと思ったが、少し同じような印象を持った。
ただ、この種のお茶の経験が少ないので、あくまで現時点での感想で、経験を重ねたらこの気持ちは変わるかもしれない。

秋に購入し、少しずつ勉強しながら飲んできたが、いつも飲んでいるお茶と違いすぎて、真価が分かったとは言い難い。2013-14シーズン以降の課題としたい。

2013年4月19日金曜日

鹿児島産新茶 西荻窪 清風園


20年ぐらい前だっただろうか?大走り新茶ブームがあったが、そういう風潮は落ち着いてきている。
が、早稲種が珍重されたり、品種開発されたり、お店がいち早く鹿児島茶を仕入れたりという傾向は今なお存在する。

まだ4月中旬だというのに、西荻窪・清風園さんにも既に鹿児島産新茶が2種類ほど入荷していた。
今年は全国的にお茶の出来が特に早いらしく、お関係の方々は喜んでいるに違いない。

(※その後冷え込みが訪れて、静岡などは大変な思いをしたようである)


一種類には「さえみどり」と書かれ、もう一つは深蒸し気味の無記名であったが「ゆたかみどり」あたりだろうか?
後者を購入。

青々した香りが爆発するほどではないが十分に新茶の香気がある。火香は結構ある。

今年も放射能汚染に加え九州をはじめ日本の土壌は中国の公害からの深刻なダメージを受けている。
そこから目を逸らすことはできないが、ひとまず新茶に出会えたことに感謝したい。



2013年4月中旬
1260円/100g

2013年4月5日金曜日

旨み中心を見直す

この半年ぐらいで、名うてのお茶大好き人間何人かとお話させていただき、ときにはお茶を飲ませていただいたところ、アミノ酸に特化したお茶よりも、葉の雑味がたくさん混ざったものが好きな方が何人かいらした。

日本酒で「(純米)大吟醸」より「純米酒」が好きというほうが通ということになっているのと似ている。

「茶舗あすか」さんの「特玉川在来」もまさにそんな感じで、「旨み」が分厚すぎない。
そして、ものすごく色々な味が入っている(ただ、火香はけっこう・・・)。

「旨み」の定義は人それぞれだが、しばしばその中心は「アミノ酸」であり、それは「肥料」によってもたらされる場合も多い。

酒で吟香ではなく米自体の旨みを味わう如く、茶でも「アミノ酸」だけではなく茶葉の味をしっかり味わうこと、このことを思い直す最近である。

2013年3月21日木曜日

清風園「静寂」


西荻窪清風園さんのハウスブレンドには大河内(2,100円/100g)、和敬(1,575円/同)、静寂(1,260円/同)があり、清風園さんの出自でもある静岡のお茶を使っているとのこと。

茶道の言葉「和敬静寂」から取った清風園さんの「和敬」と「静寂」であるが、渋みがかなり強い「和敬」よりも、円やかな「静寂」のほうが自分としては好みである。

「静寂」は味が円やかながら、肉厚な葉なのであろうと想像させる部分がある。
また、新鮮な香りが爆発というより穏やかな感じもあるのは、ブレンドものに見られる傾向かもしれない。
芽の味も感じる。
しもきた茶苑大山さんのブレンド茶である「沢の誉」に同様の傾向があるが、「静寂」のほうが肉厚な葉の味。

清風園さんのお茶は「おくみどり」「冬茶だより」などは火香が強いが、「静寂」はそれらよりずっと火香は少なく、蒸しも普通蒸しである。
1200円に見合った手堅いお茶であると思う。

温度には敏感で、ぬるすぎると臭みのようなものが出て煮え切らない味になり、ある程度熱めのお湯で淹れた方がバランスが良いと感じた。

同じ清風園さんの「おくみどり」は熱いお湯だと火香がきつすぎるのでかなり冷ましたほうが美味しく感じたが、対極的である。

2013年3月